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ボール交換〜小さなことからコツコツと〜
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
先日の高校野球の結末は、もしかするとボール交換の有無で決したのかもしれません。
第1試合が雨のため遅延して迎えた第2試合。
相変わらず雨はぱらつく中で試合は開始されました。
3塁側ベンチ前以外の黒土には水溜まりが見られず、なんとか野球ができそうなグランドコンディションでした。
しかし、目に見えなくとも外野の芝生にはたっぷりと水を含んでおり、一度でもボールが地面に触れるとたちまち滑ってしまうだろうと容易に予測できました。
当然、外野の芝生だけでなく、内野の黒土も水たまりが無いだけで、しっかりと水を含んでいることが伺えます。
結果から言ってしまうと、この試合のポイントは滑るボール(地面に触れると濡れてしまうから)に対する扱いが明暗を分けた気がします。
滑るボールにより(打球処理)暴投し、悪送球でランナーが進んだところへ再び暴投。
片方のチームは、守備の乱れにより先制点をプレゼントするカタチとなりました。
この初回での2失点が最後まで響き、この後を0点に抑えましたが、最小得失点差によりこのチームは敗れました。
かたや、勝利したチームはというと、相手側のエラーを教訓にしたのか、元々雨の日の戦い方を知っていたのかは分りませんが、試合中常にボール交換をして、少しでもミスのリスクを減らしていました。
ピッチャーが投球時にワンバウンドを投げると、キャッチャーは球審にボール交換を要求し、また、センター前ヒットを打たれた時なども、芝生にボールが付いたと見るやいなやすぐさまボール交換を要求していました。
1試合を通じて考えてみると、毎回毎回ボール交換をするチームとあまりしないチームでは、ほんの少しずつではありますが、ミス(暴投やコントロールミス)のリスクの差がどんどん生じてきます。
野球の試合では、審判が積極的にボール交換(ボールが傷付く等)をする場合もありますが、選手たちが最高のパフォーマンスをするためには、このような些細な行動も大切になってくるかと思います。
プロ野球などの上のリーグでは、ごく自然に行われているこういった行動こそ、勝つために出来る一番簡単な行動なのかもしれませんね。
さあ野球やろうぜ!
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