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奇跡じゃないバックホーム
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
記憶力があまり良くない僕でも、断片的に覚えている場面がいくつかあります。
あれは小学校6年生の頃。
僕は、クラブチームで野球をしていました。
当時、キャプテンであり下級生の頃から試合に出てることを考えると、誰よりも試合経験が豊富だったと記憶しています。
そのときは、最終回の守りで起きました。
一点リードしていながら、ランナーを1人置いてレフトを超える大きな当たりを打たれました。
外野フェンスの無いだだだっ広いグランドでは、打った瞬間サヨナラホームランによる敗北を覚悟しました。
サードを守る僕はそんな心境で、サヨナラのランナーに対する返球を待っていた気がします。
ランナーが1人返り同点、サヨナラのランナーは果敢にホームを狙っています。
それと同時に、レフトからショートまで返球が返ってきました。
まずいぞ、このタイミングは!
ハッキリとそんなことを感じていました。
まずいタイミングとは、このままいくと自分がホームに投げてのクロスプレイになる恐れがある。
そんなネガティブな気持ちのまま、ショートから僕への返球はナイスボールが来ました。
あいつ(ショートを守る選手)、勝負強いなー!(僕の心の声)
そして、僕が返球を受けホームに投げるときには、間に合うと感じました。
結果は、サヨナラ負け。
三塁手の送球が逸れたため、僅かにセーフ。
ストライクの返球を投げていれば、アウトとなり延長戦でした。
試合後、キャッチャーを務めた◯◯君から
「荒木なら良いボールが来ると思っていた!」
と伝えられ、このことは30年以上経った今ブログで公開されています。
決して、守備の上手い選手ではありませんでしたが、周りの期待に応えられなかったことがショックでした。
今考えると、何故こんなにも覚えているのだろうと。
きっと、このことを反省して、次に活かそうと取り組まなかったからだと思います。
エラーなどの失敗は仕方ないけど、そのままにしたから後悔してるんだと思います。
この試合での返球以後、練習で何千球もホームに投げてきましたが、意識の低さがあったと思います。
だだ投げているだけであり、ランナーをホームでアウトにするために投げていると、強く意識するべきでした。
これが、奇跡じゃないバックホームの真相です。
自信のなさ
慢心
プレイの本質を理解していない
信頼について
などを考えさせられ、僕にとって忘れられないプレイの1つとなりました。
だから、一球に泣くよ!
そのときの後悔は一生続くよ。
でも、自分の力を全部出し切ったと思えば、そんなことを思わないよ。
僕の失敗を活かすためには、今後に伝えていきたいと思いますけどね 笑
さあ野球やろうぜ!
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