ブログ

Blog

奇跡じゃないバックホーム

2019.05.16
ブログ

ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

 

記憶力があまり良くない僕でも、断片的に覚えている場面がいくつかあります。

 

あれは小学校6年生の頃。

 

僕は、クラブチームで野球をしていました。

 

当時、キャプテンであり下級生の頃から試合に出てることを考えると、誰よりも試合経験が豊富だったと記憶しています。

 

そのときは、最終回の守りで起きました。

 

一点リードしていながら、ランナーを1人置いてレフトを超える大きな当たりを打たれました。

 

外野フェンスの無いだだだっ広いグランドでは、打った瞬間サヨナラホームランによる敗北を覚悟しました。

 

サードを守る僕はそんな心境で、サヨナラのランナーに対する返球を待っていた気がします。

 

ランナーが1人返り同点、サヨナラのランナーは果敢にホームを狙っています。

 

それと同時に、レフトからショートまで返球が返ってきました。

 

まずいぞ、このタイミングは!

 

ハッキリとそんなことを感じていました。

 

まずいタイミングとは、このままいくと自分がホームに投げてのクロスプレイになる恐れがある。

 

そんなネガティブな気持ちのまま、ショートから僕への返球はナイスボールが来ました。

 

あいつ(ショートを守る選手)、勝負強いなー!(僕の心の声)

 

そして、僕が返球を受けホームに投げるときには、間に合うと感じました。

 

 

 

結果は、サヨナラ負け。

 

 

三塁手の送球が逸れたため、僅かにセーフ。

 

ストライクの返球を投げていれば、アウトとなり延長戦でした。

 

試合後、キャッチャーを務めた◯◯君から

 

「荒木なら良いボールが来ると思っていた!」

 

と伝えられ、このことは30年以上経った今ブログで公開されています。

 

決して、守備の上手い選手ではありませんでしたが、周りの期待に応えられなかったことがショックでした。

 

今考えると、何故こんなにも覚えているのだろうと。

 

きっと、このことを反省して、次に活かそうと取り組まなかったからだと思います。

 

エラーなどの失敗は仕方ないけど、そのままにしたから後悔してるんだと思います。

 

この試合での返球以後、練習で何千球もホームに投げてきましたが、意識の低さがあったと思います。

 

だだ投げているだけであり、ランナーをホームでアウトにするために投げていると、強く意識するべきでした。

 

これが、奇跡じゃないバックホームの真相です。

 

自信のなさ

 

慢心

 

プレイの本質を理解していない

 

信頼について

 

などを考えさせられ、僕にとって忘れられないプレイの1つとなりました。

 

だから、一球に泣くよ!

 

そのときの後悔は一生続くよ。

 

でも、自分の力を全部出し切ったと思えば、そんなことを思わないよ。

 

僕の失敗を活かすためには、今後に伝えていきたいと思いますけどね 笑

 

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

【ツイッター @arakisports】
@arakisports

【アラキスポーツLINE@はここから追加】
友だち追加