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試合は動くものではない、動かすものだ!
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
どうも最近、野球の試合を観るときは、監督を中心に観てしまうクセが付いてきているように感じる今日この頃です 笑
あのピッチャーは凄いとかあのバッターは良く打つとかより、どうしても野球の戦略じみた部分に目が行きがちです。
さて、そんなことを思いつつ先日の高校野球の試合でも、監督の仕掛けるタイミングに一人興奮して試合を観ていました。
その興奮した場面とは5回 裏の攻撃時。
0-3とリードされている場面で、1死後にランナーが出るとその監督は動き出しました。
打順も下位ということもあり、5回3失点のエースに代え代打をコールしました。
そして、その代打が凡退に倒れると、背番号二桁の代打専門といった具合の選手を再び選択!
結果は、次の打席で期待できそうな雰囲気を残したまま、この回に得点することなく新しいイニングに突入していきました。
2者連続代打を選択した監督の意志は、痛いくらいに伝わってきました。
ここが試合の勝負どころ!
しかし、その監督の勝負の一手は、そこで終わりませんでした。
さきほどの2番目に出た選手をそのまま守備に就かせました。
外から見ていても、明らかに代打専門員と見受けられる体躯。
試合後、その監督さんにこのことを聞いてみると、はっきりとあの選択は賭けに出たと言っていました。
そして、試合は監督さんの思惑どおり、その守備に就かせた選手が大活躍し、見事なサヨラナ勝ちを演出しました。
試合後、監督さんはこうも言いました。
本当は守れるところがないのに、無理やり守らせました!
この決断と勝負への直感が、勝利に導いたとも言えるでしょう。
明らかにこの試合を動かしたのは、あの時の代打攻勢であり、一か八かで守らせその選手を数回打席に立たせたことでした。
試合全体の流れは、8回表を終了し0-5で負けており、その裏に3点9回裏に2点を挙げ同点で延長戦に突入。
11回表に1点を奪われ、万事休すかと思われた11回裏に2点を挙げサヨナラ!
上質な映画を1本見終えたような感動と興奮が、試合後に止め処無く襲ってきました 笑
この映画(野球の試合)の主役はあの代打の選手かもしれませんが、脚本・監督は間違いなく監督でした。
今年もいつのまにか、熱すぎるくらい熱い夏が訪れていることに気付いた瞬間でもありました。
さあ野球やろうぜ!
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