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サインは待つものではなく求めるもの
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
よく、試合中にサイン間違いや見落としがあったと、指導者の方がぼやいているのを耳にします。
なぜ、試合中にそのようなことが起きるのかを考えてみました。
①サインそのものを覚えていない⇒まずは覚えるしかありませんね。
②サインを見ていない⇒練習や練習試合中にサインを見る練習をして、リズムをつかみましょう。
③出されたサインに自信がない⇒サインを覚えていない若しくは違っていたらどうしよう。
①と②は、なんとかなりそうですけど問題は③だと思います。
そもそも、③に対して何が問題なのかを考えてみましたら、
監督のやりたい野球を理解できていない!
これが一番の問題なのかと思います。
監督のやりたい野球を分かっていないということは、言い換えると自分自身でも野球のこと(作戦)を考えていないということも言えるのではないのでしょうか。
例えば、1回表無死から先頭打者がフォアボールで出塁したと思います。
自分は、2番バッター!
ここで出されるサインをある程度予想できれば、おのずとサイン間違いが起こらないと思いますし、余裕を持ってサインを見ることができます。
さきほどのケースでは
送りバントがありそうですよね
もしかしたら、盗塁もさせるかも
意表をついてエンドランなんてことも
でも、そもそもフォアボールで先頭打者が出塁しているのだから、ピッチャーはコントロールに苦しんでいるから、待てのサインが出そうかな?
待てのサインでも、監督はバントの構えから待て(バットを引く)のサインを出して、内野手の動きやキャッチャーからのフォーメーションサインを見たいのかもしれないな。
などというように、サイン一つだけ出すにもいろんな選択肢が生まれます。
大切なのは、選手も監督と同じような選択肢を考えていられるのか
つまり
サインは待つものではなく求めるもの!
なんだと思います。
昨今流行のノーサイン野球は、これらのことを凌駕しているのかなと…
選手達が試合で勝つためには、何が必要なのかを本気で考えないとできない芸当だとも言えます。
ノーサイン野球はさておき、野球の試合で勝つにはどうしたら良いのかを選手一人一人がしっかりと考えることが大事だと思います。
野球は3割打つことで成功(7割は失敗する動作)
ヒットを打たなくても点は取れる
打たなくても点は取れるけど、しっかり守らなくては失点は防げない
ランナーは時計の逆回りに進む
諦める諦めないは、自分達次第(最終回2死で負けていても諦めるの?世の中には大逆転劇がたくさんあるのに!)
などをしっかり理解して、今自分は何をしたらチームの勝利に貢献できるのかを真剣に考えることが大切なんだと思います。
自分が監督だと考えて、俯瞰的に試合を考えられるとサイン間違いなどは減るのかなと考える今日この頃でした。
さあ野球やろうぜ!
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アイキャッチ画像 元智弁和歌山野球部 高嶋監督