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【598日連続ブログ更新中】甲子園の土集め禁止
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です
日本高野連は、2020年甲子園高校野球交流試合で、試合後のベンチ前で選手が土を集める行為を禁止する方針を示しました。
あの甲子園で負けたときのお決まりの光景が見られないのはなんだか淋しい気がしますが、時間のことを考えると仕方がないことも分かります。
そもそもこんな状況ですので、開催してくれるだけでも万々歳といった具合でしょうか。
今日のブログは、この土を集める行為に注目してみたいと思います。
まず最初に、この行為は甲子園で負けた者(チーム)が行うことで世間には知られています。
甲子園優勝チームのメンバーが行ってはいけないことは無いと思いますが、この行為は敗者がとっても良く似合います。
僕はこの行為から、甲子園の土を集めながら実は高校野球での思い出や高校野球で学んだ大切なものをかき集めているようにも見えます。(3年生を焦点に当てて話しますね)
甲子園の土を集めながら、三年間(二年半)の思い出が走馬灯のように思い出されているのかなと・・・
あの行為をすることで、高校野球に区切りをつけているのかなと・・・
辛かったけど、もう二度と高校野球を選手としてはできないんだと噛みしめているのかなと・・・
もう一度、高校野球の甲子園に帰ってくるのなら、指導者又は審判員で帰ってこようかなと・・・
それぞれが、いろんな想いを抱きながら必死で甲子園の土を集める姿に、我々高校野球ファンは魅了されてしまいます。
そんな甲子園名物と言っても過言ではない行為が今回は禁止されます。
でも、選手達には阪神園芸さんから甲子園の土が送られると聞いたのでほっとしていますけどね。
阪神園芸さん、粋な計らいをありがとうございます。
また、今回の交流試合開催や甲子園の土を送ることは、選手や保護者達に少しでも思い出を作ってあげようとする意図がみてとれます。
今後も、当分コロナ禍での生活が求められそうです。
社会全体の活動を一時止めて完全終息を待った方が良いのかも知れませんが現実的には難しい話なのかもしれません。
そんな状況の中でも、何が出来るのかを創作していくことは大切なことなんでしょうね。
今回の交流試合開催は、そんな決意が見えると感じるのは僕だけでしょうかね。
さあ野球やろうぜ!