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神の決めごと?
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
野球での距離
ピッチャープレートホームベース間
塁間
本塁から2塁間
これほど神秘的かつ絶妙な距離もなかなかないと思います。
(今回は、中学生以上の距離のことで話を進めています。)
この距離を定めたのは、1840年代アメリカニューヨークのアレクサンダー・カートライトという人物です。
ここをクリック
何故、塁間をこの距離にしたのかは未だに不明ですが、未来を見てきた末に設定したんじゃないかと思わせるような距離間です。
たまたま、この距離にしたんだとすれば凄く低い確率でこうなったのではないかと推測されます。
この地球が、現在のように繁栄しているのは、実に恐ろしいほど低い確率だそうです。
手動巻き腕時計のパーツを全てバラバラにして袋に入れ、振っている間に腕時計が完成しているほどの確率だと言われてます。
塁間などの設定が与えるドラマチックなプレイの数々は、この確率よりは高いかと思いますが、それでもたまたま設定したとは考えにくいです 笑
話は逸れましたが、絶妙な距離の設定により、野球というスポーツはより面白いものになっています。
ピッチャープレートホームベース間 18.44m
塁間 27.431m
本塁から2塁まで 38.795m
これらの距離が短すぎても長すぎても野球は面白くなくなっていたでしょう。
ピッチャープレートホームベース間が短すぎれば、もっと打てなくなるし、遠ければもっと打てるようになるし。打率が3割を超えれば一流だと言われる超難解なスポーツが、1割代又は5割代に代わってしまう恐れがあります。
このことは、今の塁間が短くなったり、長くなったりすることによっても打撃に大きな影響を与えます。
短くなれば内野安打が増え、長くなれば減っていきます。
そして、本塁と2塁間の長さが変わることで、手に汗握るような盗塁シーンは見られなくなるでしょう。
今の距離間が、あれだけ際どいプレイを演出しています。
この距離が違っていたら、もしかすると今シーズン日本シリーズMVP甲斐捕手の活躍も見られなかったのかもしれませんね。
そんなことを考えると、まさに野球での距離は
神の決め事
かと思わせてしまうくらいの絶妙な距離だと言えるでしょう。
野球というスポーツを、距離と時間という視点から見るとますます面白くなりますよね。
さあ野球やろうぜ!
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