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ビクトリーロード
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
昨今、少年野球では準決勝・決勝のダブルヘッダーが多く見られます。
それに加えて球数制限があるため、エースピッチャーをどの試合で投入するのかが1つのポイントになっています。
そもそも、球数制限問題もさることながら、成長途上の子供たちにダブルヘッダー(練習試合の疲労とは異なると思っていますので)を求めるのが酷なのかと思いますが。
高校野球以上で、ダブルヘッダーを見かけることは稀ですよね。(9イニング制という理由もありますけど)
それはさておき、ダブルヘッダーを2つ勝たなければ優勝できないとなったら、皆さんはどのような投手起用を考えるでしょうか。
先ずは、決勝戦に進まなければ話にならないと考える方は迷うことなくエースピッチャーを準決勝で投入するかと思います。
それとは違い、あくまで優勝だけを狙う場合は、決勝戦までエースを温存することもあります。
大きく分けて2つの考え方があるかと思いますが、準決勝まで残った4チームの戦力を分析しながらピッチャーの起用をすることも大切な要素になってきますよね。
優勝への道は、監督がどのようなプランを立てるかにもよります。
準決勝の試合展開によっては、エースを登板させることなく敗れてしまうこともあります。
この夏話題になった大船渡高校佐々木投手の決勝戦温存とは少し話が違いますが、エースピッチャーを準決勝で登板しないことも戦略的には十分あります。
その辺りは価値観の違いだけなのかと思っていますが。
決勝戦に行かなければ何も始まらないと考える人と
決勝戦で負けるなら(負ける確率が高いなら)準決勝で負けても同じと考える人
どちらが正しいというのは無いかと思います。
ただ、その両方とも結果が伴わないと周りから批判を浴びてしまいます。
自分の子供を預けているとは言え、悔しい結果になるとどうしても責任問題を監督にぶつけたくなる気持ちも良く分ります。
監督も覚悟を決めて戦略を練っているのだから、そのあたりも配慮してもらいたいなあと感じてしまいますが・・・
でも、一番いけないのは試合中に自分の立てたプランがブレることなのかと。
その昔、横浜高校が選手権大会準決勝の明徳義塾戦で松坂投手を温存させました。
準々決勝のPL学園戦で延長17回(投球数250球)を投げたので仕方のない選択だったと思います。
明徳義塾戦は最後のイニングのみ松坂投手が登板し、見事0点で抑え劇的な逆転勝利を演出し翌日の優勝に繋げました。
松坂投手の場合は、前日の投球数を考慮しての登板回避でしたので観客等も納得感がありましたが、一歩間違えば優勝できないリスクは往々にしてありました。
やはり疲労とは関係なしにエースピッチャーを登板させないと、世間の風当たりが強くなるなと感じています。
どんな結果になろうとも監督が決断したことを温かく見守ってくれると、良い人間関係すなわち良い社会が構築できるんだけどな 笑
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