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【804日連続ブログ更新中】スクイズの所作3~監督の決断~

2021.02.16
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です

スクイズの所作

今日も昨日に引き続き、スクイズについてです。

今日は、監督から見たスクイズの話をしたいと思います。

スクイズの攻撃側と守備側の心理については、昨日一昨日で述べさせていただきました。

そして今日は、スクイズを出す監督の心理に注目してみたいと思います。

まず、スクイズはどうしても1点が欲しいときに出すサインと言っても過言ではありません。

そして、僕から見ると監督に重く責任がのしかかるサインだとも言えます。

なぜなら、ランナーを3塁に置いた場面で、バッターにヒッティングさせるのとスクイズさせるのでは、監督にかかってくる責任が全く違うからです。

バッターにヒッティングをさせるということは、バッターに任せたという意味になりますので、責任はバッターの方にものしかかってきます。

しかし、スクイズのサインですと、バッターにヒッティングを辞めさせて俺(監督)の指示に従えという意思表示になります。

言い換えると、スクイズは監督にとって責任転嫁できないサインだとも言えます。

だからこそスクイズのサインを出すときは、監督も腹をくくっている訳です。

ところが、たくさん試合を観ているとこの場面で何故スクイズのサインを出さないのかなと思うことが多々あります。

あるとき、試合後にそんな質問を監督に聞いてみたことがあります。

そしたら意外な答えが

「あのときのバッターは、バントが苦手ですからね。」

一瞬はっと思いましたが、よくよく考えてみると至極当たり前だと思いました。

スクイズは、確実に1点を取りに行きたいと思いサインを出しますが、それは確実にバントができると思った場合の話になります。

監督からすると、バントが苦手だと分かっている選手に対してスクイズのサインを出すのは、あまりにも賭けになってしまいます。

この話を聞いたときに、監督は普段から選手をよく観察した上で試合に起用してさらにサインを決めているのだと思いました。

それと同時に、スクイズは監督の決断なのだと感じられずにはいられない気持ちでいっぱいになった今日この頃です。






さあ野球やろうぜ!




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