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来ると分っていたら打ちやすい
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
よく野球では「山を張る」という用語が使われます。
そもそも、山を張るとは、リスクの大きい賭けの勝負に出るという意味みたいですが、「山」は「鉱山」のことで、「山を掛ける」「山を張る」は、金や銀など貴重な鉱脈のありそうな山を予想して、そこへ採掘資金をつぎ込むことをいったように、あまり確実性のない対象や場所に集中的に資金や労力を投下するという意味あいで用いられています。
この用語は、バッティング時に良く使われ他にも配球を読んで打つことも打率を上げる要素の一つだと言われています。
でも、山を張ると配球を読むのとでは、未来を予測して打つことには変わりませんが、似て非なるものだと思います。
僕の解釈では、山を張るとはバッター側がコースや球種に狙いを定めて打ちにいくことですが、配球を読むというのは、次にピッチャーがどのコースにどんな球種を投げてくるのかを予想して打ちにいくことになります。
この差は、自分の考えで打つボールが決めるのか、相手の思考に併せて打つボールを決めるのかの違いだと感じます。
結局は、両方とも自分で決める訳だからそんなに違いは無いかと思われるかもしれませんが、結論(次をどのボールを打つのか決める)を出すまでプロセスが大きく異なります。
山を張るという言葉で連想されるように、どことなく博打に近いカタチが山を張るということなのに対して、配球を読むというのは字のごとく相手の心理やこれまでのパターンから鑑みて次の打つボールを決めています。
簡単に違いを言いますと、自分なりに根拠を持ってボールを打ちにいくのかいかないのかの差になります。
どちらにしても、自分の予測したボールが来なかった場合は体の反応に任せて打ちにいくのか、バットを振らないかになってしまいますけどね 笑
18.44mでの攻防戦は、バッターがほんの一瞬躊躇ったりするだけで打ちとられてしまうので、本当にバッティングは奥深いものですよね。
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