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単純に数で図れないのが野球
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
こっちのチームの方がヒットを多く打ったのに負けちゃった。
野球に関わっていると、このような会話をよく聞きます。
そもそもヒットとは、大まかに以下の2つではないのでしょうか。
・打者がフェアゾーンに打ったボールを野手が捕球する前に、フェアゾーンに落下した場合。
・打者が打った地面についたボールを捕球した野手が、アウトにしようと試みて一塁に投げたが、その投げたボールが一塁に到達するよりも、打者の方が早く一塁に到達した場合。
でも、このヒットは、ランナー(打者も含む)が塁を進むためのたった1つの手段に過ぎません。
エラー、フォアボール、デッドボール、フィルダースチョイス、打撃妨害などもランナーが進むための手段です。
単純にヒットを多く打ったチームが勝つのではなく、いろんな要素を組み合わせて最後にホームインした回数が多いチームが勝ちます。
それとは少し違いますが、これが野球というスポーツなんだと思わせてくれた試合を紹介したいと思います。
日本プロ野球界史上最も残酷な試合かもしれません。
1993年(平5)6月9日ヤクルト対巨人戦、試合は9回裏2死無走者、ヤクルトは伊藤投手巨人は打席に篠塚選手を迎えた場面でその悲劇は訪れました。
まさかの、サヨナラホームランでゲームセット!
しかも伊藤投手は、この試合でセリーグ奪三振記録の16(当時)を奪い日本記録の17も狙えるという場面でのサヨナラホームランを浴びたのでした。
天国から地獄
野球とは、筋書きのないドラマと言われるとおり、まさかまさかの結末に、当時の僕は興奮が治まりませんでした 笑
この場合は、圧倒的な三振数を奪われたチームが勝つという結果でしたが、単純にヒットや三振の数だけで野球というものを図れないんだと改めて感じました。
野球を観るたびに、ヒットやエラーなどが組み合わさり1つの試合が作られていきますが、つくづくエラー(失敗)が出やすいスポーツなんだと痛感しております。
う~ん、どうしたらエラーが無くなるのか?
これが永遠のテーマになりそうです 笑
さあ野球やろうぜ!
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