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過密スケジュールは甲子園だけでない?
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
昨今、甲子園での過密スケジュールにより、以下のような問題があがっております。
大会実施のタイミング
投手の連投
熱中症対策
この他にも、いろいろあると思いますが…
そもそも、野球は他のスポーツと比べ快適な服装ではありません。
年柄年中、帽子、ユニフォームシャツ、ユニフォームパンツ(長ズボン)、アンダーシャツ、靴下、ストッキング、スパイクといった具合ですので、どうしても夏は暑くなってしまいます。
基本的に、お日様の下でプレーするのが野球ですので、陽ざしによる体力消耗も否めません。
20~30年前と比べて暑さが増していることも、みなさんご承知のとおりです。
ですので、大会を運営する側としましても、それらに対する対応に追われていることも確かです。
いろんな意見がある中での落としどころは、全員が納得できないことも多々あると思いますが、それも致し方ないのかなと感じます。
でも、その中にも大人の都合により、子供に負担をかけていることも少なくは無いのではないのでしょうか。
一昔前と比べて、あきらかに大会数やイベントによる試合が増えているように感じます。
子供たちにとっても、数多く試合を行うことを否定するわけではありませんが、灼熱の1日の間にダブルヘッダーを組まなければならないような日程を目にすると、子供の体力もさることながら、十分なパフォーマンスを発揮できるのかなあと考えさせられます。
今の世の中、ピッチャーの球数制限や投球数の制限が厳しくのしかかってきます。
未熟な肉体を守る上でのルールですので、言いたいことは凄く分ります。
しかし、日程をこなすうえでの過密スケジュールも同じように未熟な肉体に大きな影響を与えているのではないかと感じます。
逆をいうと、過密スケジュールから肉体を守るための球数制限なのかもしれません。
大会運営に関わったことがないので偉そうなことは言えませんが、運営者側としても何かと何かの間に挟まれて苦しいだろうとは思っています。
世間の声に対して、おっしゃるとおりなんだけど…
みたいな感じで辛い立場にあるのかと思います。
何かを変えるには、大きなきっかけがないと変わらないと思いますし、そういうときほど世論を味方につけ一気に変わるときがくるかもしれません。
果たして、今の野球界の流れが良い方向に進んでいるのでしょうか?
少年野球人口が減少の一途を辿っている今、何かを変えていく必要があるのかと考えます。
大会運営者が
指導者が
父母が
学校が
地域が
それぞれの立場において、少しずつ変えていかないと100年後の日本に野球が存在しなくなっているかもしれません。
でも、変えてはいけないものもあると分っていますので、そのあんばいが難しいですよね。
今日は朝から、難しいことを考えながら出勤してしまいました 笑
さあ野球やろうぜ!
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アイキャッチ画像 金足農―大阪桐蔭 六回裏大阪桐蔭無死、降板し右翼の守備位置に向かう吉田①=井手さゆり撮影