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勝負は打席に入る前から始まっている

2019.06.24
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

まずはこちらをご覧ください

 

これが有名なイチローさんの打席に入るときのルーティンです。

 

野球規則の(b)打者の義務(1)には

 

打者は自分の打順がきたら、速やかにバッターボックスに入って、打撃姿勢をとらなければならない。

 

 

と明記されています。

 

を踏まえてもう一度ご覧ください。

 

 

もう一度見ても、速やかに打撃姿勢を取っていないように映ると思います。

 

だって、この動画はアメリカのしかもメジャーリーグの話だから、日本の規則は当てはまらないのでは?と思うかもしれません。

 

そうしましたら

 

これはどうでしょう?

 

 

大阪桐蔭高校時代の藤原選手

 

あれっ?

 

たしか

 

 

打者は自分の打順がきたら、速やかにバッターボックスに入って、打撃姿勢をとらなければならない。

 

 

って明記してありましたけど・・・

 

 

でも、野球では出席に入ってから打撃姿勢(バットを構えるまで)をとるまでに、ある程度の時間が猶予されていることが分るかと思います。

 

実は、この時間が凄く大切なんです。

 

野球は、攻撃と言いながらピッチャーが投げて初めて試合が動き出します。

 

攻撃なのに受け身なのです 笑

 

ですので、その受け身状態から始まる打撃でも、自分優位になるよう打席の足場を慣らし、構えるまでバットをくるくる回したりしてリズムを作ります。

 

 

打者は自分の打順がきたら、速やかにバッターボックスに入って、打撃姿勢をとらなければならない。

 

 

この野球規則の言葉のまま、行動に移してしまうと

 

ネクスト・バッターズサークルで待機していて、打順が回ってきたら小走りや駆け足によりバッターボックスに入るなり、すぐに打撃姿勢(バットを構えるまで)をとらないといけないような感じになります。

 

なんだか、せかされているように感じますし、自分の打つ準備(心の準備も含め)も整っていないような印象も受けます。

 

打撃という動作は、打撃姿勢をとってから開始されるのではなく、ネクスト・バッターズサークルからもう始まっています。

 

いや、その前のベンチでヘルメットやエルボーガード、フットガードを付ける準備段階から始まっています。

 

いわゆる

 

打つ準備が遅れると実際の打撃にも影響を及ぼすからです。

 

日本のことわざにもありますとおり

 

 

備えあれば憂いなし

 

 

だから、打撃は打席に入る前から始まっていると思います。

 

今度、野球を観るときは打席に入るときのルーティンに注目してみてください。

 

打つ前から雰囲気のある選手が何人もいるのに気づくはずです 笑

 

 

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

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