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低反発金属バットの導入

日本高等学校野球連盟（以下「高野連」という）は、令和6年の選抜大会（第96回選抜高等学校野球大会）から新基準の低反発金属バットの導入を決定しました。

導入の目的は、ピッチャーの受傷事故防止対策のためです。

一昨年の第101回全国高等学校野球選手権大会で、ピッチャーが打球を顔面に受け頬骨を骨折するという事故が発生し、さらに昨今の高校野球の打高投低の傾向を見直す意味でも金属製バットの反発性能を抑制する必要性を求める声が上がっていました。

そんな経緯もあり、高野連は令和6年の選抜大会からの新基準の低反発金属バットの導入を決めました。

この低反発金属バットを導入することにより、一説では最大飛距離が5～6ｍの差異があり平均打球速度は47.02ｍ/Sから45.27ｍ/S に減少されると言われております。

どのように基準を変更するのかというと、最大径67㎜から64㎜に細くするのと打球部の肉厚を約4㎜以上（現行は約3㎜）にするようにして、トランポリン効果を減衰させる狙いです。

これにより、金属バットの耐久性が高まることが期待されているので金属バットの寿命も延びるのではないかと言われています。

そもそも、高校野球に金属バットが導入された経緯は経済的懸念（木製バットの寿命）ですので、その言う意味では今回の低反発金属バットへの変更は有効的だとも言えます。

いずれにしても、低反発金属バットの導入により高校野球はどのように変化するのでしょうか。

とにかく身体を大きくして強いスイングすることが主流となっている高校野球ですが、日本特有のスモールベースボールが再びもてはやされるのでしょうか。

そのあたりでも今後の高校野球に目が離せませんよね。



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