ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です



二人の差はこれ！

今日も昨日に引き続きメジャーリーグ・アリーグMVPのことについて話していきたいと思います。

今シーズンのMVPは圧倒的大差でアーロン・ジャッジ選手が獲得しました。

大谷翔平選手も、トータル的に昨シーズンを上回る活躍を見せたのになぜ圧倒的大差で受賞を逃したのでしょうか。

二人の活躍を表す指標として

WAR

があります。

このWARは、セイバーメトリクスにより打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標です。

つまりチームの勝利にどれだけ貢献したのかという指標になります。

今シーズンの大谷選手とジャッジ選手のWARは

大谷選手　9.6

ジャッジ選手　10.6

オールスターゲームに選出される選手が5.0以上、8.0を超えるとMVP級とされることを考えると2人のWARは飛びぬけているのが分かります。

それでも、大谷選手は投打にわたり活躍しているので貢献度は高いはずだと思ってしまいますが、WARは守備位置により点数が補正される仕組みがあります。



キャッチャー、ショート、セカンド、センター、サードは加点されますがライト、レフト、ファースト、指名打者は減点されます。

ちなみに、ピッチャーはプラスマイナス0点

これにより、大谷選手はピッチャーで出場又は指名打者での出場しかありませんので減点対象にあたります。

逆にジャッジ選手は、センター77試合、ライト60試合、指名打者25試合、代打出場4試合なのでプライマイナス0点となります。

1年間二刀流で出場し続ける難しさがありながら、WARでの守備位置補正では減点になる大谷選手がなんだか気の毒ですが、二刀流でプレイすることを考えてなかったWARの仕組みなので仕方ないかなと考えます。

このように、チームの勝利にどれだけ貢献できたかを示す指標で差がついているので、圧倒的大差によるMVP選出が生じたのかもしれませんね。





さあ野球やろうぜ！


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