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野球はPDCAじゃなくてOODA
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
皆さん、PDCAはご存知でしょうか?
ビジネスシーンなどでよく使われる効率的に回す方法だと言われています。
P Plan(計画)
D Do(実行)
C Check(評価)
A Act(改善)
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
この4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善することが期待できるとして各分野で幅広く使われています。
PDCAサイクル
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僕も消防士時代は、このPDCAサイクルを用いて火災出動等に対峙していました。
長期的な展望を考える場合には、このPDCAサイクルが良いかもしれませんが、現場での臨機応変さに対応するには
OODAループ
が注目されています。
O Observe(観察=みる)
O Orient(状況判断、方向付け=わかる)
D Decide(意思決定=きめる)
A Act(実行=うごく)
OODAループ
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O(観察)→O(状況判断、方向付け)→D(意思決定)→A(実行)
OODAは現場が起点となっているので、柔軟に対応できるそうです。
OODAループを高速で繰り返しながら、都度調整を加えていくことができるようになれば、素早く適切な決断を下す能力が高まり、変化に対して臨機応変な対応が可能になるため、結果、現場の問題解決能力が向上する、という仕掛けみたいです。
そういう意味では、野球にはこのOODAの方が向いているかと思います。
野球の場面で例えると、無死1塁バッターは2番、あなたはサードを守っていたとします。
O(OBSERVE)は、ノーアウトランナー1塁2番バッターだと観察します。
O(ORIENT)は、このケースでは送りバント、盗塁、ヒッティング、エンドラン、パスボールや1塁牽制、四死球などが考えられると状況判断します。1つ詳しく言いますと、サード前にバントをしてきたら、2塁又は1塁に送球しようと方向付けします。
D (DECIDE)は、このケースで1塁側にバントをしたのでサードは3塁ベースを空けないようにしようと意思決定します。
A (ACT)は、Dの意思決定に従い3塁ベースまで急いで戻ります。
常に野球というスポーツは、このOODAループによって動いているといっても過言ではありません。
逆をいうと、このOODAループのO(観察)O(状況判断、方向付け)がしっかりできていないことで、ベースを空けてしまうことによる進塁を許したり、盗塁を意識していないから送球の暴投や野手がベースに入るのが遅れてしまいエラーなどが生じてしまいます。
踊る大捜査線青島刑事の有名なセリフ
「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きてるんだ!」
のように、現場で臨機応変に対応していくためにも、野球にもOODAループが有効なのかもしれませんね。
さあ野球やろうぜ!
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