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野球の前にまずキチンとした生活

2019.12.25
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

 

 

昨日のブログの続きになります。

 

 

 

高校から寮生活するってことは

 

 

 

 

僕の高校時代の生活に触れてみたいと思います。

 

部屋は、6畳一間のアパートで下宿をしていました。

 

洗面台とトイレと洗濯機は、共同で使うカタチで屋外の廊下に設置されています。

 

中学生までは、早起きすることがとにかく苦手で、毎朝友達が家に来てくれるのにいつも先に行っててというような生活でしたので、そんな生活から一変し自分で起きて身支度をすることは僕にとって大人への第一歩だったと感じています。

 

下宿先には、お風呂が無かったので、近くの銭湯まで通っていました。

 

夏の時期なら、自転車に乗って鼻歌を歌いながら行けていましたが、冬になると銭湯に行くだけで大変な作業でした。

 

冬の練習でヘトヘトになって帰ってきて、食事を済ませて後に出かける銭湯は本当に辛かったです。

 

行くのはもちろん辛かったでしたし、帰りは完全に湯冷め状態になるため、練習の後に再度厳しい練習をしている感じでした 笑

 

 

 

 

 

そして、なにより辛かったのがお弁当問題でした。

 

下宿先では、平日の朝と夜ご飯を作ってくれていたんですけど、お弁当はライスのみでした。

 

コンビニで買っていけばいいんじゃない?

 

学食を食べればいいんじゃない?

 

学校の売店や近くのお店で買えばいいんじゃない?

 

などと思うかもしれませんが、そこが出来ないのがいわゆるしきたりなんです 笑

 

 

 

今でこそ、そんなことは無いかと思いますが、本当に僕らの頃は練習中に水を飲ませてくれませんでした。(下級生に限りますけど 笑)

 

もし、コンビニのお弁当やどこかのお店で買ってきたものを食べてるのを先輩に見つかってしまった日には大目玉をくらってしまいます 笑

 

それでも、早朝コンビニに寄り何か買っても大丈夫そうなものを物色して行きついた先がふりかけでした。

 

 

これなら大丈夫だと思い、来る日も来る日もお弁当のライスにふりかけをかけて食べていました。

 

それを見かけた同じクラスの野球部の同級生が、俺が毎日おかずを持ってきてやるよ!と言われたときは本当に神様だと思いました 笑

 

 

 

 

人生において、一番食べ盛りの時期にこのような貧困体験をしたおかげで、すっかり食べ物の好き嫌いがなくなりました。

 

そして、このときに声をかけてくれたS君には本当に感謝しています。

 

 

 

僕が高校野球を語る中で、まずは野球をやる以前の生活部分に触れたいのはこういった体験をしたからです。

 

昔は今と違い、おかしなしきたりやら情報量の不足やらで、本当に人のありがたみを感じさせてくれることが多かったです。

 

下宿に住んでいるからといって、たくさんの同級生が家に呼んでくれご飯を食べさせてくれました。

 

あの頃は、まだまだ未熟であったため、そのご厚意に心から感謝できていなかったかもしれません。

 

今では、そういったご厚意のおかげでなんとか社会人としてやっていけるようになりました。

 

 

 

高校から寮生活や下宿生活、はたまた自宅から通う選手の全員に言えることですが、野球の前にまずはきちんとした生活を送ってほしいと思います。

 

きちんとした生活ができてこそ、きちんとした野球ができます。

 

そこで感じて欲しいのは、自分が成長するのに自分一人の力では無理だということです。

 

野球の指導をしてくださる指導者の皆さんはもちろんのこと、いつもご飯を作ってくれるお母さんや送り向かいをしてくれるお父さんなど、自分のために一生懸命応援してくれる人がたくさんいることを分って欲しいと思います。

 

その他にも自分を応援してくれる人がたくさんいることを知って欲しいです。

 

そして、一番気づいてほしいのは、応援されるような人になってほしいということです。

 

僕もこのことを念頭におきながら、これからの野球生活に向き合っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

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