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責任教師~ひっそりと咲く月見草~

2019.07.20
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

高校野球シーズンですので、僕のブログでも高校野球に関するネタが多くなっているように感じます。

 

さて、責任教師という言葉をご存知でしょうか?

 

野球だけの話ではないのかもしれませんが、高校野球には必ずこの責任教師なるものが存在します。

 

多くの高校では、

 

 

 

責任教師=部長

 

 

 

という図式が見られます。

 

 

 

 

日本高等学校野球連盟が定める2019年度大会参加者資格規定の第4条にこんなことが書かれています。

 

参加チームの責任教師はその学校に在籍している校長、教頭、または教諭、常勤講師、臨時的任用講師で、校長が適任者として委嘱したものに限る。また、監督は校長が適任者として委嘱したものに限る。
ただし、監督には他の加盟校の教職員を委嘱することはできない。なお当該者が所属する学校が、都道府県高等学校野球連盟に加盟していない場合はこの限りではない。

 

分りやすくいうと、部長は学校の先生がやってくださいね。監督は、学校の先生でなくても構いません。ということになっています。

 

そして、この責任教師(部長)の役割というのは一体なんなのでしょうか?

 

これも簡単にいうと、何もなければ特にやることがないけど、ベンチに入っていてくださいとのことです。

 

但し、この何もなければというところがミソとなるんですけど。

 

実は、高校野球の試合中にベンチ内でお行儀が悪かったり、それこそスタンドの応援態度が悪いと、この責任教師の方が叱られてしまいます。

 

甲子園に出場し、アルプススタンドの応援態度(行儀)が悪いと、直ぐにベンチ内にある内線電話が鳴るそうです。

 

ですので、運営者側から見て、この応援態度やベンチ内での振る舞いが悪いと、逐一内線電話により叱られるそうです。

 

そして、甲子園に初出場される学校さんなどはこのようなことを知らないため、ひっきりなしにかかってくる内線電話の対応をしていたら、いつの間にか試合が終わっていたなんてことがよくあるそうです。

 

だから、応援する皆さんの行儀が悪いと、ベンチ内ではてんてこ舞いとなり、余計に勝利が遠のくのかもしれませんね。

 

だから高校野球の試合が行われているときには、ほぼ全ての責任を責任教師(部長)が負うんですね。

 

そう考えると、責任教師(部長)ってかなり大変な役目だと思います。

 

ベンチでは、監督にスポットが当たるのが世の常ですが、責任教師(部長)は野村克也さんの名言どおり、ひっそりと咲く月見草のようですね。

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

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