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考えに考えた末の結果

2019.10.08
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

野球は考えるスポーツ

 

野球ほど、相手がいるのにじっくりと考えて行えるスポーツはありません。

 

ゴルフなんかだと、1打1打の間に十分な程時間がありますが、基本的には対戦相手と直接対決している訳ではありません。

 

野球の特性上、ピッチャーが投げないと試合が進んでいきませんので、その間にいろんな方が次のプレーについて想いを巡らしています。

 

ピッチャーとキャッチャーは、次に投げるボールを共同で考えます。

 

野手は、その場面であり得そうなプレーをイメージして次に備えます。

 

バッターやランナーについても、配球や守備位置などを考えて次の行動のための準備をします。

 

そして、両チームの監督は、それぞれの総括としてサインなり指示を与えます。

 

また、審判員もそれぞれが次に起こりうるプレーの引出しを全て準備して待ちかまえます。

 

それから、観客もそれぞれの野球観に従い、次のプレーを予測しながら待ちます。

 

それぞれの分野によって考える範囲の広さは違えど、1球投げることに幾万もの思考が野球場を覆うカタチとなっています。

 

 

 

キャッチャーが、考えに考えた挙句出したサインが逆転のタイムリーを打たれることがあります。

 

スクイズを外され、一気に攻撃のチャンスが奪われることもあります。

 

それらの全てが、結果だけを見て至極単純な失敗に映るときもあります。

 

観客席からは到底分らないような心理戦の末たまたま出た結果であり、それが恐ろしいほど複雑な思考のぶつかり合いだとしても、観るものには単純な失敗に見えてしまうこのやるせなさ。

 

大舞台の立てば立つほど、サイン1つの重みが違ってきます。

 

野球は、ホームランや三振がたくさん観られる試合がとても華やかに見えます。

 

インスタ映えではありませんが、こういった試合は凄く映える試合と言っても過言ではありませんよね。

 

しかし、ピッチャーとキャッチャーの長いサイン交換の後や、スクイズの場面、代打を起用した場面などは監督が考えに考え抜いた想いがそこに表現されています。

 

その試合だけを観ていても分らないことが多々あります。

 

ですので、自分の贔屓のチームなどを見つけてそのチームのことをとことん知るようになると、新たな野球の面白さが見えてくるのかもしれませんね。

 

 

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

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