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人を育てるということは審判員も一緒
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
先日は、高校野球春季1次リーグの塁審を2試合務めさせていただきました。
ここ数年間、一度も審判を行ったことがなかったので、僕の野球生活の中でも3本の指に入るくらいの緊張感がありました。
結果からいいますと、2試合とも終了後の反省会で大きなミスはありませんでした。
小さなミスはあったのでないかと突っ込まれそうですけど 笑
反省会では、次に生かすために細かい部分まで指摘していただけます。例えば、
判定をするタイミングが早すぎるとか、ファールボールでの打球判定時のポジショニングが少し遠いとか…。
なぜ、このような細かい指摘をするのかといいますと、選手やベンチ及びスタンドの皆様から見ても(TV中継も含まれるときもあると思いますが)あの審判は、見やすいポジションで、しかもどちらのチームに贔屓することなく公平に判定しているんだと感じてもらうためです。
つまり
説得力を増すため
だと僕は理解しています。
僕は、消防士時代にも、消防団が競い合う消防操法についても、審査員を務めたことがあります。
野球でもプレイヤーを経験しましたし、消防士時代にも救助技術大会(レンジャー大会)に何度も出場しているので、しっかりと審査や判定して欲しい気持ちが痛いくらいよく分かります。
だからこそ、審判員には礼儀を重んじ、公平にして厳格が求められます。
しかし、一朝一夕にそんな人々から尊敬されるような審判員は育たないのも事実です。
審判員についても、練習試合などで経験を積む傍ら、自分自身のスキルを磨くべく一生懸命勉強や情報共有をしています。
先日、僕がバックネット裏で試合を観戦していた時の球審さんから電話をもらい、スタンドから観た私の審判は何か問題ありましたかと質問を受けました。
僕の何百倍もキャリアがあるその方の向上心を受け、まさに審判員の鏡だと感じました。
その方が、いずれ甲子園で審判をされるときが来ることを本気で祈っています。
僕も、この方のおかげで少しずつではありますが、成長を感じております。
野球選手を育てるのも、審判員も育てるのも基本的には同じなんだなと感じる今日この頃でありました。
さあ野球やろうぜ!
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