ブログ

Blog

スクイズの意味~その裏に隠された監督の意志~

2019.08.23
ブログ

ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

先日観た試合の中で、改めてスクイズの意味を考えさせられるシーンに遭遇しました。

 

それは、2点目が欲しい場面に訪れました。

 

1死3塁打順は下位だったと思います。

 

3ボール2ストライクとなり、守備側も前進守備をしいていました。

 

高めに投じられたボールをバッターは見事にスクイズを決め、2点目を挙げることができました。

 

試合中盤でのスクイズにより得点差は2-0。

 

試合の主導権を握りかけようとしていました。

 

 

また、この場面での作戦は無数にありますが、ここで指揮官が選択したサインはスクイズ。

 

ビッグイニングに繋げるために、ヒッティングを選択することもあれば

 

フォアボール狙いのセーフティスクイズなども考えられます。

 

でも、ここで選択されたスクイズには、指揮官の意志が強く反映されていることが伺えます。

 

相手ピッチャーをなかなか打ち崩せないことを考えてのスクイズ

 

自身の打線を考えてのスクイズ

 

今後の展開を考えてのスクイズ

 

スクイズ一つをとっても、サインを出すまでに様々な状況や今後の展開を考え、指揮官はサインを出します。

 

そして、スクイズは失敗した場合の原因を指揮官に向けられることが多い性格を持っています。

 

ヒッティングで打てなかった場合はバッターに責任が注目されますが、スクイズの失敗は指揮官の判断ミスという評価を受けやすいのも確かです。

 

責任問題だけを問うのなら、無死又は1死ランナー3塁の場面ではほとんどスクイズを選択すれば良いのですが現実はそういう訳にもいきません。

 

バントの苦手な選手や走塁に著しく不安がある選手には、スクイズのサインは出しにくくなります。

 

その他にも、スクイズの選択がある場面でサインも出さないときには、ヒッティングさせてこの回のビッグイニングを狙っているのかもしれません。

 

とにかく、スクイズによる1点の裏側には、指揮官の意志が隠されているといっても過言ではありません。

 

昨日、高校野球選手権大会で優勝した履正社のように猛打で勝つ野球も面白いかもしれませんが、スクイズなどを巧みに使ってくる野球もなかなか面白いと思いますので、今度野球を観るときはスクイズに注目して観るとますます野球が面白くなると思いますよ。

 

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

【ツイッター @arakisports】
@arakisports

【facebook】
https://www.facebook.com/arakisports60/?modal=admin_todo_tour

【アラキスポーツLINE@はここから追加】
友だち追加