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監督の資質
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
みなさんは、野球の指導者に何を求めますか?
野球の指導というくらいだから、野球を教えてもらいたいと考えるのが当然なのかもしれません。
しかし、野球の試合をするには、そこには必ずチームが必要となります。
チームがあるということは、一つの組織が生まれると僕は考えています。
野球の指導者、今からは監督にスポットを当てて話を進めていきたいと思います。
野球でいう監督は、組織の長だとも言えます。
こんな言葉を聞いたことがあります。
組織はそのリーダーの器以上には大きくならない!
この話を何かの本で読んだとは思いますが、社会人として働くようになってから、数多くの組織のリーダーを観てきました。
仕事でのリーダー
クラブ活動でのリーダー
町内会でのリーダー
政治家さんも我々のリーダーだと思いますしね
リーダーの言動、思考によりその組織はそちらの方向に導かれていきます。
なんだか野球とは全く違う話になってきてるような 笑
でも、野球も全く同じだと考えます。
いわゆる、監督がそのチームをどうマネージメントするかにより、そのチームの方向性だったり、勝利だったり、父母会だったり、OB会、地域住民との関係性が決まってくると思います。
その役目を、監督だけじゃなく他のスタッフで分散させているチームもありますけどね。
でも、監督の存在が大きいことには間違いありません。
監督=決定権者
一人のリーダー(監督)が、こうやってやろう、これはやめようと決めることによって、組織はそちらの方向にシフトしていきます。
そして、野球の監督には、そのようなマネージメント力というか外交力のようなものも大切になってきます。
仕事上、いろんな監督さんとお話をする機会が多いので、監督はまさにチームの看板だと感じております。
監督さんと話をしていると、その人柄や考え方からチームの方針などが伺えます。
仕事の傍らお話をさせていただいているのに、勉強をさせてもらうことばかりで有り難いです。
先日、ある少年野球の監督さんとお話をする機会がありました。
その監督さんは野球経験が無く、自問自答しながら監督業を務められているそうです。
野球経験が無い自分が指導していいのだろうか?
自分のやる野球を、子供は受け入れられるのだろうか?
そもそも試合になるのだろうか?
など、たくさんの見えない敵と戦っているそうです。
またこんなことも言っていました。
ノックを受けたことがない自分がノックをしていても、子供の気持ちが分らないからといって、自身もノックを受けることがあるそうです。
僕はその姿勢こそが、組織のリーダーとして立派に成り立っている理由だと感じました。
また、自分が野球を良く知らなくても、コーチ陣達がそれをカバーしてくれています。
もしかすると、選手である子供たちも同じように考えているのかもしれません。
如何に、選手やコーチに張り切ってやってもらえるような環境を作るのかが大切なのかも…
組織の中では、それぞれの役割分担があっても良いと考える僕ですから、チームの方向性をしっかりと決め、しっかりと責任を取りさえすれば、監督は十分に務まると考えます。
元中日ドラゴンズの落合監督は、ピッチャーについて何も言わなかったことは有名な話です。
ピッチャーの指導は勿論のこと、ローテーションや継投のタイミングなどのピッチャー起用方法について、全て担当コーチに一任していたそうです。
こんなやり方をみて、全てを監督がやらなくてもいいんだと勉強になりました。
つまり、監督の役目とはチームの方向性を決めることと責任を取れれば(負けた時の針のむしろに耐えること)良いのかと思いました。
あとは、コーチ陣や父母会、OB会、地域住民などとうまくやっていければ良いのかと…
実に勉強になった一日でした。
さあ野球やろうぜ!
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