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木製バットがバッティングを進化させる!
2018.12.14
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
金属バットの出現により、野球界は大きく変わりました。
昨今、甲子園でのホームランは珍しいものではなく、それどころか高校野球の戦術すら変えたというきらいがあります。
初回先頭バッターが出塁すると、二番バッターは必ずと言っていいほど送りバントをします。
これが、甲子園の定番、いや野球の定番だとも言えます。
それが最近の甲子園では、送りバントをさせずに強打させる場面が増えてきました。
単なる戦術の変化だと言ってしまえばそれまでですが、この背景には金属バットの出現、体格の向上および筋トレの常習化などの要因が挙げられます。
しかし、なぜ高校野球に金属バットが登場したのでしょうか。
金属バットは1974年の解禁から徐々に使用者を伸ばし、現在ではほぼ全ての高校野球選手が使用しています。
実際、木製バットや接合バットを使用して試合に臨んでも良いのですが、使用している選手は非常に稀です。
これには様々な理由がありますが、そもそも金属バットを採用した目的は耐久性と環境保護だと言われています。
木製バットなどは、折れやすい(ヒビが生じる)ため頻繁に交換するとその分コストもかかります。
それに、バット製作のために使用される木材(アオダモ等)を減らして環境保護に役立てようという流れに沿ったカタチだとも言えます。
高校野球の場合、部費も限られているため、コストパフォーマンスの良い金属バットが重宝されるのもうなづけます。
それに加え、木製バットより芯が広いため、高校生でも容易にホームランがでます。
ちなみに、普通のプロ野球選手が年間使用するバットの本数は約120本だと言われています。
この数が、12球団で毎年毎年使われていたら物凄い本数になりますよね。
そもそも、木製バットを使用するとどうして打撃が向上するのでしょうか。
それより、なぜ金属バットだと打撃が雑になるのでしょうか。
金属バットは木製バットより芯が広いため、また反発力が高い(芯を外すと顕著)ため、上半身と下半身がうまく連動しないスイングでも飛距離が伸びますし、強い打球が生まれます。
そうなりますと、いわゆる上半身に頼った金属バット打ちになる恐れがあります。
人間の体は、腕より足の筋肉量が多いものです。筋肉が多いほど、パワーが発生します。
ですから、スイングのときに下半身をいかにうまく使うかがポイントになってきます。
つまり、上半身と下半身をうまく連動したスイングを身に付ける方が打撃には優位に働きます。
普段のティーバッティングやフリーティーバッティングは勿論のこと、シートバッティングでも木製バットを使用していくと打撃の向上が期待できると思います。
https://arakisports.com/demarini-コンポジットトレーニングバット-オレ