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監督同士の心理戦 ~スクイズ~
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
野球で、ここぞというときに欠かせないのがスクイズです。
このスクイズですが、サインを出す監督としては、決死の覚悟が必要となります。
まさに決断です。
スクイズは、失敗の矛先がサインを出した監督に向けられることが少なくありません。
いわゆる、スクイズを外されたときです。
相手チームに、こちらの戦略が読まれてしまい失敗に終わると、チャンスが一気に失われた雰囲気になります。
監督としましても、失敗の所在が明らかになるスクイズのサインを出すのには勇気がいります。
そのまま、選手を信じてノーサインで打たせた方が、得点が入らなかったときの責任が問われにくいと思います。
だから、スクイズのサインこそ、監督の覚悟が伺えます。
また、その作戦を察して、相手チームの監督(バッテリー)は、スクイズをさせないように警戒します。
一球目を外した後の二球目にスクイズを決めたときなど、監督同士の心理戦だなあと感じさせてくれます。
僕は、この場面を見るのがなにより好きです。
横浜高校は、スクイズを外すサインが無いそうです。(バッテリー間でも無いそうです。)
今はあるのかもしれませんが、松坂投手(現、中日ドラゴンズ)の現役時代はそのようなサインが無く、スクイズを外すときは3塁ランナーなどの雰囲気を感じたバッテリーがそれを察して外していたと聞きます。
以下動画ご覧ください。
出展 1997 横浜高校2年 松坂大輔 Youtube
非常に高度なプレーが故の悲劇だと言えます。
これもスクイズにまつわることなので、スクイズというのは必ず実施しなくても相手が勝手に自滅していくこともあるんですね。
ますます野球の奥深さを勉強できました 笑
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