ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です



見えないところに敵が

今季８年ぶりに日本へ凱旋した田中将大投手は、メジャーより1カ月キャンプインが早いため、急ピッチで体を仕上げてきました。

その影響もありふくらはぎ下のヒラメ筋を損傷し、初登板が1カ月ほど遅くなる結果を招きました。

早めに体を仕上げることも体に負担をかけているかと思いますが、やはりマウンドの柔らかさが最大の要因ではないかと言われています。

７年間メジャーリーグの硬いマウンドで投げてきた田中投手にとっては、日本のマウンドは砂浜で投げているかのように足腰への負担がかなりあったと想像します。

皆さんも、砂浜を歩いたことがあるので分かるかと思いますが、足腰への負担は半端ないですよね。

普段アスファルト舗装の道路を歩いているので、その違いは身をもって分かるでしょう。

僕たちは、プロ野球の試合を観る側ですので、選手たちの細かい状況までも把握できません。

TVや球場で観ていてもマウンドの硬さなどに注目して見ていないことが大半ですしね。

しかし、マウンドの硬さが変わるだけで、体にかかる負担も変わってきます。

そんな見えないところにも注意しないといけない世界がプロの世界なんだと感じています。

たかが0.1秒の差（投球スピード、ランナー盗塁時のタッグなど）で勝敗を決するのも野球です。

また、いろんな環境（野球場の土など）にもアジャストしなければならないのも野球です。

そして、ほんの小さな変化が本人にとって大きな変化になってしまうのも野球です。

だからこそ、見えない敵はところどころに潜んでいます。

そう考えると、

そう考えると、そんな敵とも闘っているプロ野球選手は、本当に凄いですよね。





さあ野球やろうぜ！

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