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男は度胸、監督も度胸
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
この場面でそのピッチャーを使うの?
と思わず目を疑いたくなることって、度々ありますよね。
大事な試合なのに、今までほとんど投げたことが無いピッチャーを使う監督の心理も千差万別です。
このピッチャーなら、もしかしていけるかも
まずは、このピッチャーでいってみて3点まで我慢しよう
誰が投げても同じだから、度胸が良いこのピッチャーに託してみよう
先発ピッチャーを決めるまでには、監督のいろいろな思惑が隠されています。
上手くいけば活躍した選手に注目が集まり、上手くいかなければ監督が批判の対象になります。
そういう意味で監督は博打打ちなのかもしれません。
博打打ち以上に、覚悟のいる立場なのかもしれません。
チーム全体の勝利は勿論のこと、父母、OB、地域皆さんの期待を背負っていつも決断をされています。
いつも温かく見守られていることを感じられれば、余計な気を遣わなくてもいいかもしれませんが、結果に対していろいろ言われる立場はお察し申し上げます。
勝敗はもとより、選手起用についてもベンチ入りについても監督の苦労は絶えません。
皆に平等にチャンスを与えることが出来ればそれに越したことはありませんが、実際はなかなか思うようにはいきません。
それは、社会全体も同じことですよね。
皆が同じように出世できる訳でもなく、皆が同じようにチャンスが来るわけでもありません。
そこには、どんな違いがあるのでしょうかね?
話がだいぶ逸れましたが、監督はあるとき奇襲と言った具合に、今まで投げさせたことが無いピッチャーを先発で起用したりします。
最近一番印象に残っている試合が
第100回全国高等学校野球選手権北大阪大会準決勝、大阪桐蔭対履正社
この試合履正社の先発ピッチャーは公式戦初登板でした。
結果から言いますと、大阪桐蔭の春夏連覇に対して一番苦しんだ試合でもありました。
9回2死ランナー無し
まで履正社が勝っていましたが、そこで先発したピッチャー(一度マウンドを降りて再度登板)は力尽きました。
時間とデータに余裕のある方は、この死闘をご覧ください。
本当にあと一歩まで王者大阪桐蔭を追い詰めましたが、とにかく歴史に残るような好ゲームでした。
僕がこの試合で一番感じたのは、履正社高校岡田監督の度胸と決断の凄さでした。
この大事な一戦で、公式戦初先発のピッチャーを起用するためにはかなりの勇気もいったと思いますし。
また、この試合から教えられたことは、現有戦力をいかにうまく使うかということです。
でも、岡田監督の水平思考は本当に凄いですよね。
さあ野球やろうぜ!
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