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読み合い~2ストライク1ボールでの攻防~
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
野球は相手との読み合いです。
先日、こんなことを思わせてくれたプレーを目にしました。
2アウトで1番バッターが出塁しました。
そして迎える2番バッターのカウントは2ボール1ストライク。
ここでエンドランをかけてくるぞー!と思った矢先
左ピッチャーは1塁に比較的ゆったりとした牽制
ランナー逆を突かれたか!
と思われたが、1ミリの迷いもなくスタートを切る。
1番バッターを任されるくらいなので俊足なのは見て取れる
ファーストは虚を突かれた感もあったが、捕球すると2塁へ素早く送球
2塁塁審の両手は真横に開いた
特段、ファーストの悪送球は見当たらなかった
この2塁進塁までには、たくさんの心の動きがあったと思います。
すなわち読み合いが・・・
①まずは、2アウト1塁(ランナーは1番バッター)のケースだから、最悪盗塁死しても次の回は2番バッターの好打順から攻撃できる。
②そして、2ボール1ストライクとなりエンドランのサインを出しやすいカウントで、期待できそうな2番バッターがバッターボックスに居る。
③守備側(特にピッチャー)としては、①②のことは勿論頭に入ってる。だからここで、ゆったりとした牽制を入れて様子を見るとするか。
④1塁ランナーとしては、盗塁やエンドランのサインが出たとき、もしゆったりとした牽制が来ても迷うことなくスタートを切ろう。
などのことが、このワンプレーの中に隠されていたと思います。
観客としては、エンドランの大チャンスで攻撃側が優勢、しかし牽制でうまくランナーの逆をついたので守備側が優勢、と思いきやランナーは迷うことなく俊足を生かして2塁に進塁。
結局、この局面を攻撃側がモノにした!
このように、わずかな時間でも目まぐるしく展開が切り替わっていきます。
とてもスリリングな場面ですし、お互いの読み合いを制したのは攻撃側でした!とジャッジをしたくなります 笑
野球は、選手対選手の戦いですが、そこに監督同士の戦いが加わるとなおかつ面白いです。
読み合いの見せ場は、なんといってもスクイズだと思いますが、随所にそれは見られます。
野球を力と力のぶつかり合いと観るか、お互いの読み合いと観るかで全く楽しみ方が変わってきます。
だから、野球は楽しんでしょうね!
さあ野球やろうぜ!
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