ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です(2060回）


掛川西高校ソフトボール戦法！

今夏、静岡県代表として甲子園出場を決めた掛川西高校の戦法に注目が集まっています。

その戦法とは、予選決勝の聖隷クリストファー戦で見せたノーリード戦法です。

ノーリード戦法とは、掛川西高校の攻撃でランナーが1塁に出た時にリードをしないというものです。

通常であれば、少しでも２塁に向かって近い方が良いのでリードを取ります。

しかし、掛川西高校は聖隷クリストファー高校のピッチャーが牽制が上手いので牽制死にならないためにリードをせずピッチャーが投げてからリードを取る戦法に出ました。

でも、本当の理由は１塁ランナーが出るとピッチャーがセットポジションでの間が長くなり、バッターとしても間が取りにくいということからリードをさせなかったというものです。

つまり１塁ランナーが少しでも２塁に近づくより、バッターがキチンと間を取ってスイングできるように選択したわけです。

私はこの戦法を初めて見ました。

１塁ランナーがリードしない姿はまるでソフトボールのようにも見えるので「ソフトボール戦法」といっても過言ではありません。

この戦法が功を奏したのか分かりませんが、掛川西高校は13安打7得点を取り見事夏の甲子園切符を手にしました。

ヒットゾーンを広げるために行うエンドランのように、野球とは１つの動きをすることやしないことでその次のプレーに影響していきます。

果たして、このノーリード戦法を甲子園の舞台でもやってくるのでしょうか。

今から楽しみにしていましょうね。


さあ野球やろうぜ！

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