ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です



英雄（ヒーロー）の挑戦

今から22年前、一人の男がメジャーリーグに挑戦しました。

その男の名は、野茂英雄。

日本メジャーリーガーのパイオニアとも言っても過言ではありません。

しかし、彼のメジャーリーグ挑戦は四面楚歌、背水の陣で挑んだものでした。

彼の輝かしいメジャーリーグでの活躍に、彼がなぜメジャーリーグに挑戦したのかを覚えていない方もいるかもしれません。

簡単に言いますと、彼は日本プロ野球界では野球ができなくなり、プレイの場を求めてメジャーリーグに挑戦しただけなのです。

当時、所属していた近鉄バファローズとの契約交渉がこじれてたり監督との確執があったため、メジャーリーグ挑戦を決めたそうです。

熾烈な交渉の末、ロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結びました。

そして、年俸は近鉄時代の1億4000万円から980万円に下がり、当時野茂選手がいかに評価されていなかったのかが伺えます。

年俸の評価も分かりやすいですが、マイナー契約というのも分かりやすい評価です。

マイナー契約とは、開幕時にメジャーリーグでスタートできる保障はないからです。

そんな低評価でありながら野茂選手はアメリカに渡り、新人王、2度の最多奪三振、2度のノーヒットノーランを達成しメジャーリーグ通算123勝（現在日本人投手最多勝利）を記録しました。

野茂選手の生き方を見ると、この先どうなるのか分からないけどリスクをとって一歩前へ踏み出すことの大切さを教えてくれた気がします。


人間が、死ぬ直前に後悔していることをまとめたアンケート結果の中で、一位となったのは

もっと挑戦しておけばよかった！

だそうです。

さて、皆さんは、目の前にチャンスが現れたときに一歩前へ踏み出すことができますでしょうか。



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