ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です



FA移籍後に低迷～中島宏之～

今日もFA移籍後に、成績が低迷した選手にスポットライトを当ててみたいと思います。

2回目は中島宏之選手です。

中島選手は、2000年 埼玉西武ライオンズ からドラフト5巡目で指名を受け入団しました。

11年間の西武ライオンズ時代で、最多安打1回最高出塁率2回を獲得しパリーグを代表する遊撃手でした。

そして、2012年に海外FA権を取得してオークランド・アスレチックスと2年650万ドルで契約し移籍を果たします。

しかし、移籍後は2年間でメジャーリーグ昇格を一度も果たすことが出来ませんでした。

ちなみにマイナーリーグでの成績は

1年目　(AAA) .283 4本 34打点 出塁率.331 OPS.698

2年目　(AAA) .128 0本 4打点 出塁率.222 OPS.402

　　　 (AA) .266 6本 31打点 出塁率.337 OPS.704

と、とても期待されていた成績ではありませんでした。

そして、FA選手ランキングを扱った記事では全165人中165位にランクされるほど中島選手は成績を出すことが出来ませんでした。

中島選手の場合は、日本からアメリカへの移籍だったので

ピッチャーの動くボールへの対応や内野天然芝への対応などにとまどい満足のいく結果を残せませんでした。

さらに、日本人内野手がメジャーリーグに移籍して活躍するのは厳しいと言われています。

打つ方はなんとかなっても、内野天然芝の対応はこれまでの野球観をひっくり返されるほど難しいと思います。

これに加えて中島選手は移籍直後にケガをしたことも上手くいかなかった要因かもしれません。

いずれにしても、環境の変化に適応することの難しさがよく見えた移籍だったと思います。


さあ野球やろうぜ！


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