ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です



ラビットボール1

ラビットボールとは、いわゆる飛ぶボールのことを指します。

厳密に言うと、反発係数を上げることにより飛距離が出るボールのことを言います。

2000年代に入ってもラビットボールの話題がありましたが、やはりプロ野球界で有名なのは1948～1950年のジュン石井製ラビットボールではないのでしょうか。

1947年以前までの年間本塁打記録が大下弘さんの20本（1946年）だったのに、1949年には藤村富美男さんが46本塁打を放ち大幅に記録を更新しました。

そして、1950年に小鶴誠さんは記録した

.355　51本　161打点　

の161打点は今でもプロ野球記録として輝きを放っています。

ラビットボールが廃止された1951年の小鶴さんの記録は

.261　24本　85打点

であり出場試合数が97試合ということを差し置いても、この年を境に成績は下降の一途たどっております。

それほど、試合で使うボールの反発係数が変わると野球そのものが変わってしまうことが分かります。

野球は、円周22.9-23.5㎝重量141.7-148.8gのボールを使って行われています。

これに加えて反発係数0.4034-0.4234の基準を満たすものが公認試合球として定められています。

この反発係数が決められていないと大変なことになってしまうことも、これまでの歴史を見ていても分かります。

そう考えると、プロ野球公式記録も時代によって評価が変わってしまいます。

評価って難しいですね笑



さあ野球やろうぜ！


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