ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です



勝つことへのこだわり

最近では、勝利至上主義とかの言葉をあまり聞かなくなったのかなと感じています。

まるで勝つことにこだわるのが悪いことである

という風潮もあるようにも見受けられます。

確かに少年野球などのまだ体が成熟しきっていない年代に対しては、体を酷使してまで勝つより野球の楽しさを存分に伝えてこの先の野球人生で活躍してもらう方が大切なのかとも感じます。

世間の流れも球数制限などを導入して子供たちの身体を守ることもしています。

そうなってくると、勝つことへのこだわりが薄れているのかもしれません。

健康を害してまで勝つ必要があるのかと言われればそのとおりなのかもしれません。

でも、そのギリギリのところで勝つことへのこだわりを捨てるのもどうかと思います。

もちろん、年代によるかと思いますがね。

特に、プロ野球は勝つことが仕事ですので、そのこだわりがない人はその世界に居ない方が良いと思います。

プロ野球界のレジェンドである長嶋茂雄さんや王貞治さんはOB戦であっても勝つことへのこだわりが強いと言われています。

ファンに喜んでもらうには勝つことが一番であるという強い信念があるのだと伺えます。

そうは言っても、数年前に起きた大船渡高校・佐々木朗希投手を選手権予選決勝で出場させなかったことが世間を賑わせました。

今考えると、あのときに監督の決断は理解されてる節がありますが、あの当時は大問題となりました。

世間のファンやOB達が、大船渡高校の甲子園初出場が出来なかったことにより不満たらたらという感じでした。

言葉を変えれば、それほど勝ちに執着していたとも言えます。

佐々木投手の健康（故障）と甲子園出場（勝つこと）を天秤にかけると非常に難しい問題です。

この勝つことへのこだわり問題は今後も続くでしょう。

そして、その責任を取るのが監督になります。

それにしても監督とは因果な職業ですよね。

さあ野球やろうぜ！


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