ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です

セットに入ったら声を出さないでね

昨今、高校野球ではピッチャーがセットポジションで完全に静止した際、声を出さないような指導がなされています。

この指導は、

野球規則6.04プレイヤーの禁止事項（a）（3）ボールインプレイのときに、“タイム“と叫ぶか、他の言葉または動作で明らかに投手にボークを行わせようと企てること。

と明記してあることから、ピッチャーのボークを誘発させないために審判員からチームへ指導をしております。

ですので、試合中ピッチャーがセットポジションで完全に静止すると、球場全体が静まりかえるという現象が見られるようになりました。

幼い頃から野球に携わってきた僕にとって、この光景はなかなか慣れませんでしたが、よくよく考えてみるとピッチャーのボークを誘発してしまう要因であることには間違いないなと感じています。

それはなぜかと言うと、小学生の野球でピッチャーがセットポジションで完全に静止した際、周囲から「走った（ランナー）」「GO！」などと言われると、ピッチャーはびっくりしてボークを起こしてしまうことが多々あるからです。

人間はびっくりすると、ビクッと動いてしまいますもんね。

このことを防ぐために、セットポジションの完全静止時には、声を出さないように指導がなされています。

こんなことが、現在の高校野球界で起きています。

高校野球は教育の場ですので、教育の一環として行われていることが見てとれます。

皆さんも、セットポジション時の声を出さないことについてご協力を願いますね。

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