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高校野球の変化
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
全国2000万人(適当な数字ですのであてにしないでください。)の高校野球ファンのみなさんこんにちは!
今日は、高校野球の変化について触れてみたいと思います。
高校野球の変化といっていますが、けっして高校野球だけでなく少年野球や学童野球についても同じような変化がみられるのかなあと感じています。
その変化とは、昨今
野球が個人競技になっている!
その変化の裏側には、道具の進歩だったり、体格の向上だったり、トレーニングの普及だったり、ふんだんにある情報のおかげで、個人の能力に頼るような野球に変化してきているのだと感じます。
その昔、高校野球は木製バットのため、ホームランは稀に見られる程度でした。
今は、金属バットの登場や食生活の変化、サプリ、トレーニング、様々な情報などにより、著しく選手の体格、技術、知識が向上され、わりと簡単にホームランがでるようになりました。
2018年、第100回選手権大会では51本ものホームランが飛び出したほどです。第99回大会は、68本のホームランでした。1試合で142パーセントの確率で、ホームランが出たことになります。
甲子園においても、送りバントをしないチームが増えてきています。どちらが良いのかまだ分りませんが 笑
また、150キロを投げるピッチャーも珍しくなくなってきてるように高校野球が
力対力の勝負
の様相を呈してきました。
僕が感じるのは、食事やトレーニングで良い身体を作ることには大賛成ですが、もう少し細かい野球をやると、野球本来の面白さが引き立つのではないかと考えます。
力対力の勝負一辺倒に感じてしまうので
スモールベースボール
世間ではこのように言われていますが、ここにももう一度注目していただけると、元来の日本野球の素晴らしさが確認できるかと思います。
昨夏の金足農業が劇的なツーランスクイズを決めたシーンは、まだ脳裏に焼き付いているかと思います。
弱者が強者を倒すには、スモールベースボール(バント、エンドラン、スチール、守備位置を変える)などを多用し、相手との心理戦をうまく制するような野球も必要なのかと…
身体能力も技術も体格も上の相手に勝負していくためには、力対力の勝負にはいかず、柔よく剛を制すのような野球が効果的なのかとも言いたいです。
華やかなホームランや目の覚めるような速球も魅力的ですが、ヒットも打たないのに1点を取ったり、遅いボールでバッターをきりきり舞いにするピッチャーを見てると、個人的に思わずにやにやしてしまいます 笑
ですので、細やかな野球をされる監督さんの戦い方が凄く魅力的に移りますし、現有戦力の中でいかに勝負していこうかという意志が感じられます。
みなさんも、野球の試合を観るとき監督の動き(バント、エンドラン、スチール、ピッチャー交代、代打、代走、タイム)にも注目していただけると、野球本来の面白さが分るかと思いますよ。
さあ野球やろうぜ!