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選手間でベンチ入りメンバーを決める

2019.05.29
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

先日、とても興味深い話を聞けたのでお話したいと思います。

 

ある高校の監督さんに、今年の選手権予選のメンバーは、選手間の投票で決めたと聞きました。

 

 

このようにしてベンチ入りメンバーを決めている高校もあると知っていましたが、まさか目の前でそれを聞けるとは思ってもみなかったので凄く興奮しました 笑

 

監督さん曰く、この方法はある意味逃げかもしれないと言っていましたが、新しいことにチャレンジしていく姿を目の当たりにし尊敬の念を抱きました。

 

まさにこの決断は凄いと思います。

 

実際のところ、選手(ベンチ入り)選考の投票には監督からの一部条件があり、そのルールに則り行われたそうです。

 

 

 

 

そして、出た答えは監督がいつもスタメンで起用しているメンバーがそのまま一桁番号を貰うカタチとなったそうです。

 

このことについて、凄く考えさせられました。

 

監督を含むスタッフ側が一方的にメンバーを選ぶカタチが本来だと思いますが、全く逆側(選手)から意見を募るということは、これまで見えてなかったことが見えるチャンスでもあります。

 

強豪校あるあるですが、大勢の部員で構成されるチームには、実力があるのに埋もれてしまう選手も相当います。

 

たくさん居る部員の中から、如何に自分をアピールしてチャンスをものにするかは大事なことですが、しっかりとした戦力を見出すことも大切なのかと考えてしまします。

 

それと、選手間で選ばせるということは自分たちが勝つために、自分たちの大切な夏を誰に託そうかと真剣に考えることが予想されます。

 

社会に出ても、自主性や自己主張は大切な要因になりますもんね。

 

これらを養うキッカケにもなるのではないかと…

 

 

 

議員やAKBのように、他人の投票によって選ばれるのではなく、選ばれる人たちがお互いを選ぶ仕組みは本当に奥深いと思います。

 

今回の選手(ベンチ入り)を決める投票を、事前に告知するのかしないかにもよって結果は変わるかもしれません。

 

事前に告知すれば、選手間で談合が行われることもあるかもしれません。

 

突発的に行えば、そのような行為は無くなり純粋に勝ちやすいメンバーに投票するかもしれません。

 

また、高校野球という価値について、ただ勝利を目指すということだけじゃなくて、ともに汗を流してきた同級生との繋がりを大切に考えるかもしれません。

 

今後、社会人になってからはこの繋がりが凄く大切になるので、それも一つの考え方だと思います。

 

こんな風に、いろいろなことを考えさせられてしまう、選手間によるメンバー選出投票でした。

 

 

皆さんが監督ならどうしますか?

 

 

さあ野球やろうぜ!

 

 

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