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試合を止めろ!
ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。
今日のブログは、昨年、大ヒットした映画「カメラを止めるな!」ならぬ、
試合を止めろ!
です 笑
試合を止めろ?
どういうこと?
意味不明 笑
とお思いでしょう 笑
野球の試合では、タイムが重要だと言うことです。
え?
そんなに重要?
野球の試合では、頻繁にタイムがとられています。あまりにも、日常的な出来事ですので、気にも留めないかと思いますが、実は試合を左右するような大切な要素が含まれています。
格闘技の世界では、間合いという言葉が良く使われます。
間合い
詳しくはこちらをクリック
相手の間合い(領域?)や流れに流されていると、相手のペースにはまり知らないうちに不利になっていることってありますよね!
他のスポーツでもタイムの重要性が問われることがあります。
僕が一番感じるのが、バレーボールです!
バレーボールは、タイムをかけないと、どんどん相手のペースにはまっていき、知らないうちに大量失点に繋がってしまいます。
野球でもこれと同じことが言えます。
たった一つのフォアボールから、急にピッチャーが崩れたり、ヒットが続いたり、エラーが連鎖したりして大量失点に繋がることは往々にしてあります。
一度、堰を切ったように流れが傾くと、なかなかこれを止めることはできません。
それは、これまで甲子園の試合でもたくさんみられてきました。
その中でも、東邦高校の大逆転の試合を挙げてみたいと思います。
出展 東邦高校 奇跡の7点差逆転サヨナラ 歴史に残る名戦 YOUTUBE
この試合は、タイムの重要性もさることながら、甲子園球場全体が東邦高校を応援している雰囲気なのが凄いというか問題というか…。
また、この甲子園の応援については後日触れたいと思います。
とにかく、タイムを一つかけるタイミングで、相手チームの勢いを殺すことが出来たりします。
落合博満さんの著書「プロフェッショナル」の中で、あるコーチがかけるタイムのタイミング」が絶妙で、凄く嫌だったと読んだことがあります。
かくいう落合さんも、試合中によくピッチャーのところへ駆けつけるシーンが見られました。
落合さん自身も、その重要性に気づいていたんですね。
高校野球は、1試合の中で守備時のタイムが3回使えます。
この1回とは、ピッチャー以外の野手が2名以上マウンドに集まるとカウントされます。ですので、キャッチャーがピッチャーのところへ駆け寄っても1回にカウントされません。
僕は、野球の試合を観る中で、このタイムのタイミングと伝令(タイムのときに、ベンチから監督の指示等を伝える人)の内容を試合後に聞くことが大好きです。
いつも、試合後に聞ける訳ではありませんが、聞ける場合は大概聞いてます 笑
そうすると、監督によっていろいろ違うんだと分かりました。
しっかりと伝令を使って選手に指示を伝えるためにタイムをとる監督。
ただ、流れが悪いから間をとるためにタイムをとる監督。
そんなタイムを初回からいきなり使う監督もいます。僕は、タイムのことを
監督の勝利に対する気持ちの表れ
だと感じていますので、初回からいきなりタイムをとる監督をみると、ここが試合の山場の一つなんだとワクワクします。
こんな感じで、次に試合を観るときはタイムについて注目してみると、より一層野球が面白くなるかと思いますよ 笑
さあ野球やろうぜ!
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