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スローカーブを、もう一球

2019.12.03
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ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。

 

 

今日は、高校野球を扱ったノンフィクション文庫を紹介させていただきます。

 

 

スローカーブを、もう一球

 

 

 

 

この作品は、山際淳司さんの代表作です。

 

簡単にあらすじを申しますと、群馬・高崎高校が春の選抜出場をかけた高校野球秋季大会から物語は始まります。

 

この高崎高校は、群馬県でも有数の進学校であり、野球部創部以来一度も甲子園に出場したことはありません。

 

監督は、中学の頃三ヶ月だけ野球経験のある世界史の先生。出せるサインも、バント、エンドラン、盗塁の三つだけ。

 

そして、野球部のエースは、173cm67kgのずんぐり体型、特に速い球も投げる訳でもなく、試合中オーバースローからサイドスローに投げ方を変える変則型のピッチャー。

 

しかも、その変則型のピッチャーは60〜70kmの超スローカーブを得意とし、あとはキャッチャーとのサイン交換のときに延々首を振り続けたり、打つ気満々のバッターにはわざとニターっと笑ってみせたりしてバッターを撹乱します。

 

この作品の面白さは、高校野球の一発勝負の怖さであったり、あの手この手で自分を実力以上に見せたり、思いもよらない甲子園出場に戸惑う学校だったりします。

 

そして、何よりタイトルとなった『スローカーブを、もう一球』に迫るドラマが本当に面白いです。

 

短編集ですので、すぐに読めるかと思いますので、是非皆さんも読んでみてください。

 

 

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