ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です。



神牽制

先日、中日ドラゴンズの福投手が代走・周東選手（ソフトバンクホークス）を1塁牽制で刺しました。

足のスペシャリストである周東選手を牽制で刺すほど、福投手の牽制は素晴らしかったです。

福投手は左投げのピッチャーであり、1塁牽制が抜群に上手いので思わず周東選手も引っかかってしまい牽制死となってしまいました。

牽制をする際にボークにならないようにするのは当然ですが、今回の牽制はセットポジションに入ってから6秒間も静止したのちに1塁へ牽制をして、周東選手を刺しています。

今回の牽制は、盗塁のためスタートを切りたい周東選手の逆を上手くついた牽制でした。

いつスタートを切ろうかという周東選手が、1塁へ帰塁するための用意（重心が帰塁に向かっていない）が十分でないところへ牽制がきたのだから・・・

まさしく逆をつかれた結果になりました。

この部分だけを見ても、柔道の柔よく剛を制すバリに、重心がどちらにかかっているかで簡単にランナーは逆をつかれてしまうのだと改めて分かりました。


野球の試合の中で、牽制はほんの一瞬です。

でも、ほんの一瞬にこそプロフェッショナルの技がたくさん隠されているんですよね。



さあ野球やろうぜ！

https://youtu.be/G5lpbtiyAZQ