ほぼ野球専門店アラキスポーツの荒木康です


新基準金属バット

昨年の2月18日、日本高校野球連盟は金属製バットの反発性能を抑えるための新基準を導入することを発表しました。

2024年春から新基準を完全適用します。

この新基準が適用されると、いわゆるこれまでより打球が飛びにくくなります。

詳しく言うと、バットの最大直径が67mmから64mmに変更。

打球の当たる部分を肉厚（4mm以上）にして打球を飛ばなくさせます。

新基準に変更することで、これまでより打球の平均速度、初速がともに3％以上減少すると言われています。

昨今は、トレーニングや身体の向上のためどんどん飛距離や打球速度が伸びており、その弊害として2019年夏の甲子園ではピッチャーが頬骨に打球を受けて骨折する事故が起こりました。

野球という競技をやる上で、今のままの金属バットでは危険と判断されて今回の新基準導入への運びとなりました。

高校野球のバットの歴史は

1974年　金属バット導入（経費削減）

1991年　消音金属バット導入（金属音聴力問題）

2001年　900g以上金属バット導入（打球速度問題）

2024年　新基準金属バット（低反発）導入（打球速度問題）

というようになっています。

それぞれの年代により、それぞれの問題のため金属バットは随時新基準を設けてきました。

そのたびに、新しい野球になってきてるようにも見えます。

果たして、飛ばない金属バットを導入してどのように高校野球は変るのでしょうか。

これからの変化に注目です。


さあ野球やろうぜ！


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